君への距離~クリスマスの奇跡~





「杏ちゃん?







ばっ…正直なところも杏ちゃんのいいところだけど」


バカ正直と口走りそうになったが、寸前で止める。





「もっと、これからはちょっと人を疑ってから信じるか信じないか決めて?」




杏は首を傾げる。





「ローソンの女の子と、僕が言ってることって真逆でしょ?」






「…うん」








「どっち…信じる?」


翼はニッと笑い杏を見つめる。










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