君への距離~クリスマスの奇跡~




―泣き笑いのカッコ悪い僕を君に見られなくて良かった。





でも、こんな夜はたまらなく



君に会いたくなる。








ひとしきり話を終えて、君はそっと言った。







「じゃあ今夜は一緒に眠っちゃおっか!」






「え?」





そんなの無理だ。






杏ちゃんは富山で、





ここは東京なんだから。







「信じてないでしょ~





大丈夫こうすればいいの♪」



















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