君への距離~クリスマスの奇跡~
ウインドブレーカーのポケットに手を入れながら杏はストレッチしているみんなのもとへとかけていった。
それを見てシオが言う。
「杏はベンチにいろや!こっち寒いで?」
「じっとしてるほうが寒いもん!…ケンちゃん、大ちゃん、い-れ-てっ♪」
杏はそういって1年の後輩のケンジと、大次郎の間に入って座る。
「ケンちゃ~ん♪」
杏はニヤニヤしながらケンジの前髪を無理矢理結ぼうとする。
「杏!後輩虐めすんな!」
マサキの一喝もむなしくケンジはピンクのヘアゴムで前髪をひとつに結ばれてしまう。
それを見ていたシオはふっと微笑みながら言う。
「ホンマ健一にそっくりやな…」
「俺は兄貴みたいにチビじゃないっすよ!」
そういってケンジは笑う。
ケンジは健一の実の弟だ。
「杏さん、俺のジャンパー下ひいててください!濡れますよ?」
(兄弟そろって杏に惚れやがって…)
シオはゲラゲラ笑ってしまった。
それを見てシオが言う。
「杏はベンチにいろや!こっち寒いで?」
「じっとしてるほうが寒いもん!…ケンちゃん、大ちゃん、い-れ-てっ♪」
杏はそういって1年の後輩のケンジと、大次郎の間に入って座る。
「ケンちゃ~ん♪」
杏はニヤニヤしながらケンジの前髪を無理矢理結ぼうとする。
「杏!後輩虐めすんな!」
マサキの一喝もむなしくケンジはピンクのヘアゴムで前髪をひとつに結ばれてしまう。
それを見ていたシオはふっと微笑みながら言う。
「ホンマ健一にそっくりやな…」
「俺は兄貴みたいにチビじゃないっすよ!」
そういってケンジは笑う。
ケンジは健一の実の弟だ。
「杏さん、俺のジャンパー下ひいててください!濡れますよ?」
(兄弟そろって杏に惚れやがって…)
シオはゲラゲラ笑ってしまった。