君への距離~クリスマスの奇跡~


「にらまれた?」

翼は唖然として言った。



「ぷっ!翼ぁ―なんかあの子に変なことしたんちゃうの?」


マサキがニヤニヤしながら言った。


翼は激しく首を横に振る。



「シオじゃあるまいし、この翼チャンが女の子に恨まれることするわけないでしょ!?」


リョースケがおどけて翼に抱きつく。




「恨まれること…?」







―平尾君に彼女いるって知ってて言うの!







平尾君が…








大好き…です。







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