恋する瞳に恋をした



「チアキ…もっと声出せよ…」


男が息も切れ切れに

あたしの耳もとで囁く。


ドアの向こうで響く

楽器の音が

その声をかき消した。


あたしは

魂の抜け殻みたいになるまで

ただただ

男にイかされ続けた。



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