I believe...
Chapter Ⅰ
☆..眺め
「あっ..またあの人だっ」
窓から爽やかな風が入る。
わたしは繭架。
こう書いてまゆかと読む。
もう16歳。
学校を普通にいってれば
ぴっちぴちの女子高校生の
1年生なんだけど...
わたしは病気を持っていて
小さいころから病院生活をしている。
対した病気じゃないらしいけど
わたしの病気はいつ何が起きるか
わからないらしい。
だから小さいころから
ここ302号室の病室にこもりっきり。
ここの病室わけっこう眺めがよく
やることといったら
窓から外の景色を眺めること。
そろそろ飽きてきたけど
毎週、土曜日と日曜日は
必ず外を眺めている。