保健室+。*゜
「名前は、何ていうの?」

「あ……野々村雄大です。」

「じゃあ………ゆうくんって呼ぶわね?」

「はい。」


「ねえ、ゆうくん。」


そう言いながら、ゆうくんのひざをスリスリ。


「好きな子はいるの?」

「いないです………」

「そうなんだ。」

「あの………僕。部活に戻ります。」

「あら、処置まだよ。まだいてね。」


これだけじゃ帰さないわよ。


引き出しから絆創膏を取り、後ろから貼ってあげる。


「あら、ごめんなさい。胸があたるかしら。」


< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop