さっきから笑ってばっかり。



「あ、じゃあどーぞ」

直くんはあたしとママに1枚ずつ名刺を配った。
そのあと少し話してからもう帰ることになった。

帰りの車ではずっと直くんのことを考えていた。

大学生なのかな?とか
彼女居るのかな?とか
なんで声かけてくれたんだろう?とか
学校ホントに来るのかな?とか。
聞きたいことばっかりで何故か涙が溢れそうになる。
自分でもわからないキモチばっかり溢れてくる。



ジェットコースターに乗ってるような、
ふわふわしたような、
それでいてなんか切なくて。


運命ってまさにこのことだよね。





今、どこに居るのかな?

まだ本屋かな?





早くメールしたいな。






家に帰ってすぐパソコンを開く。


送信:直くん
本屋で会った西野愛理です!
なんて呼べばいいですか?笑





(送っちゃったー・・)

今日は4月24日だからだいたい1ヶ月とちょっとくらいでうちの学校にくるんだと思う。
楽しみすぎる。

今までこんなに誰かのこと考えたことなんてなかったよ。



家に居てもずっと直くんのことばっかだな。
こんなんでいいのかな。


受信:直くん
メールありがと^^
俺のことは好きに呼んで!
俺は愛理って呼ぶけどいい?


(あ・・)

1人パソコンの前でニヤけてしまう。
< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

超スキ。
グラ子/著

総文字数/5,238

恋愛(その他)13ページ

表紙を見る
王子とお嬢の関係
グラ子/著

総文字数/968

恋愛(その他)4ページ

表紙を見る
遊恋学-ユウレンガク-
グラ子/著

総文字数/1,700

恋愛(その他)4ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop