王様と料理人
「俺の彼女♪」
「違いますよラウル様。神殿に入ったのですから、ラウル様の婚約者という認識のはずです。…いや、認識だけで言えば、既に王妃とかわりないかもしれませんね。なにせラウリエル様に魂名の守護をいただいたんですから。」
冷静に解説しないでくださいリュウさん。
私が一体いつラウル王と婚約したんですか、王妃になったんですか。
私はただの料理人です。
そもそも元の世界に帰るって何度も言ってるじゃないですか!
頭の中では次々と抗議の言葉が湧き出るものの、実際には言うことも出来ず。
…私の目の前は真っ暗になったのだった。
(ねぇラウリエル)
(トーコちゃんの魂は)
(キレイだったでしょ?)
(でもダメだよ)
(俺が先にみつけたんだから)
「違いますよラウル様。神殿に入ったのですから、ラウル様の婚約者という認識のはずです。…いや、認識だけで言えば、既に王妃とかわりないかもしれませんね。なにせラウリエル様に魂名の守護をいただいたんですから。」
冷静に解説しないでくださいリュウさん。
私が一体いつラウル王と婚約したんですか、王妃になったんですか。
私はただの料理人です。
そもそも元の世界に帰るって何度も言ってるじゃないですか!
頭の中では次々と抗議の言葉が湧き出るものの、実際には言うことも出来ず。
…私の目の前は真っ暗になったのだった。
(ねぇラウリエル)
(トーコちゃんの魂は)
(キレイだったでしょ?)
(でもダメだよ)
(俺が先にみつけたんだから)