時をかけた僕等

赤松「オイ、辞めろって」


川村の腕を掴んだ。


川村「俺達も昨日の深夜に事故った。前の車が突然急ブレーキかけてそのまま突っ込んだ。」


後続車って
川村君達だったの!?



愛美「違う!!アタシ達の前の車が急ブレーキかけたんだよ!!」


由梨「そうだよ!!アタシ達だって被害者なんだから!!」





赤松「多分、俺達は死んだか昏睡状態のはずだ」



一気に静まり返った。




嘘でしょ?
昏睡状態って・・・。

こんなに意識は
ハッキリしてるのにー



由梨「じゃあ・・・アタシ達このままこの時代で生きていくの?」



赤松「それは俺にも分からないけど」



川村「いつかは元に戻れるだろ」



根拠なんてないセリフ。



愛美「元に戻れるまで高校生をまた楽しむか!!」



川村「とりあえず自己紹介しねぇ?」



由梨「お先にど-ぞ」



川村「川村隼人25歳。市内の美容室に勤める美容師。次、直樹」


赤松「赤松直樹25歳。市役所勤務の公務員」



久商って市役所で働いてたんだぁ!!
何課だろ。
行ってみたいな。


愛美「野原愛美25歳。老人ホームで働く介護福祉士」



由梨「相澤由梨25歳。営業の仕事してます」



川村「これから元の世界に戻るまでは4人で助け合ってこ-ぜ」



いつになるか分からない。

もしかしたら
明日戻れるかもしれないし

5年後かもしれない。


一生このままかもしれない。



でも
同じ仲間が存在するという事を決して忘れてはいけないー





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