Mという名の何か。
17M
コンコン
軽く優しいノック音
コンコン
ベッドわきの時計に目をやる。
AM11時
コンコン
ノックは続く。
あたしはドアにそっと近づく。
ドアの向こうの人の気配。
感じる
感じる
コンコン
あたしはドアを開ける。
そこに立つ男。
何十年も会っていない気がした。
「どうしてここが判ったの?」
「予約を入れてみると、君はマカオだって言うじゃないか」
「このホテルをなぜ?」
「HOTEL Deep sea in Portugal…ポルトガルの深海、
深海…五反田のホテルの名は?」
「深海…」
「そう、君はここを無意識に選んでいたんだよ」
そしてソラ様は、部屋の中へ入ってきた。
軽く優しいノック音
コンコン
ベッドわきの時計に目をやる。
AM11時
コンコン
ノックは続く。
あたしはドアにそっと近づく。
ドアの向こうの人の気配。
感じる
感じる
コンコン
あたしはドアを開ける。
そこに立つ男。
何十年も会っていない気がした。
「どうしてここが判ったの?」
「予約を入れてみると、君はマカオだって言うじゃないか」
「このホテルをなぜ?」
「HOTEL Deep sea in Portugal…ポルトガルの深海、
深海…五反田のホテルの名は?」
「深海…」
「そう、君はここを無意識に選んでいたんだよ」
そしてソラ様は、部屋の中へ入ってきた。