Band Man!!
案内してくれた人は
あたしたちに
ひらひらっと手を振って
教室をでていった。



「話を戻すぞー明日は…」




「ねえねえっ」



後ろから肩をたたかれる。

驚いて振り返ると
ツインテールの目が大きな
可愛い女の子。



「さっきの人、知り合い?」



「え?」

さっきの人って誰のこと?



「一緒にきた人だよー!」



何も言ってないのに
誰のことかわかってないのが
バレたみたいでその子は言う。



「知り合いも何も…
迷ってたら連れてきてくれただけだよ」



「なあんだ、つまんないのっ」



そう言って興味なさそうに
乗り出していた身を
戻して座り直す。

だからあたしも前を向いた。



全く、何なんだろ…
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