凛とした空に

ああ､本当に終わるんだと思うと何か泣けてくる

この曲には､いろんな思いをこめた

だから､１人でも多くの人に届いてほしいと思う

翔也が言葉を続ける

｢これでﾗｲﾌﾞは終わるけど､俺らが終わる訳じゃない｡これからも､どれくらい続けられるかわからないけど､できれば死ぬまでこいつらとこのｽﾃｰｼﾞに立ってたいし､もちろんﾌｧﾝの人達にも一生聴き続けられる歌を届けたい｡今日という日が無駄にならないように｡明日の自分が今日のことを忘れないように､いつまでも残る歌をと思って作った曲だから。｣


｢翔也､何泣いてんの｣

私は見てしまった､あの翔也が泣いてた

だからつい言葉に出してしまった

お客さん達にももらい泣きしてる人がちらほらと見える

｢何か嬉しくてさ｡今こうやって誰かと通じてることが凄く｣

そういう翔也は今までで一番輝いてたと思う

そう､誰もが思ってたと思う