凛とした空に



気付けばハウス内はお客さんでいっぱいで、扉の向こうからは色々な声が聞こえてきた

そしてこのバンド特有のSEが流れる



その瞬間にハウス内は歓喜の声で埋め尽くされた


「よっしゃ、行くか」

翔也の一言でみんな真剣な面持ちになる


「優貴、落ち着きな、大丈夫だから」

ホントに優貴は落ち着きがない、今でも凄く挙動不審だ

だからいつも声をかけてあげる


「今日、この場さえ楽しければいい。他のことは考えるな、とりあえず楽しめ」


翔也のいつもの言葉、これにどれだけ助けられたことか


「おう」

他のメンバーも多分一緒の気持ちなんだろうな



さあ、いこう


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