神様は知っている
でも。俺にはこの佳奈って女が気になる
心に迷いを持っているようだ……
「おい、橘。」
「佳奈でいいよ?」
「…じゃぁ、佳奈。お前の好きな奴って誰だ?」
そう聞くと、三人がピタッと止まった。
……皆の心が嫌がっているのを感じた
「……幸助。どういうことだ?」
「好きな奴聞いただけだ。別に変なことじゃねぇだろ?」
「…………それも…そうだけど」
光。
何をそんなに嫌がってる?
純平は、何にそんなに怯えている?
佳奈は…何故そんなに慌てている……?
「……何なんだよ」
「嫌!何にも?!お、おいおい!!暗くなんなよ~!」
純平の明るい声に。雰囲気が和らいだ。
…………二人とも。笑顔が戻った
「…………へぇ……」
「?な、なに?」
「別に??」
そーいう事かよ……
光と純平が友達になった理由。分かったかも知れねぇ…………