神様は知っている
愛して。涙を流して
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「うわっ!すげぇ!!広い!」
「そこらへん座ってて?」
「どこ??」
「そこだって。」
「どこだって」
「………………」
「………………」
「……そのソファー」
「最初からそう言えよ~!」
放課後になり。純平が家に来た。
めちゃめちゃしつけぇな………………
俺は飲み物を取りにキッチンへと向かった。
コーラでいいか……?
いや、アイツのだけコーヒー入れたろ
俺は透明のコップに、コーラとコーヒーを入れて純平の元へ戻った
「ん。」
「………………」
「おい……」
「…………佳奈…………」
「起きろ。」
「…………ごめん……佳奈…………」
「起きろ。」
「っ好き………だ…」
「起きろ。」
純平が。涙を流した
……好きだと言いながら。一滴だけ
…………やっぱり
好きなんだよな……佳奈の事が
「……」
「…………俺は、お前が大好き、だ……ごめん……な……?」
「何言ってんだ馬鹿」
「……ん?……あれ!?俺っち寝てたの!!?ごめん!このソファー気持ちいな~!!…………っあ……」
純平が、自分の涙に気が付いた
…………ゴシゴシと目を擦ってやがる
そして、笑ったんだ
哀しい顔で。
「俺っち泣いてたみて~!めっちゃ恥ずかしい!!」
「…………ふぅん……」
「何だよ幸助!ってかめんどいからコウでいい??」