神様は知っている





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「え~。今日からこの学校で生活することになった神上幸助君だ、遠くから来たらしいので、皆仲良くな!」



「よろしくお願いします」





チョコッとだけ下げた頭をあげると、皆の視線が一気に輝いた。





友達になりたいと思っている奴や。


カッコイイと感じた奴。




絶対話し掛けようと決めている奴もいる。




……こんなに沢山の考えを持っているのか?人間は







「じゃぁ神上。一番後ろの席に座れ。」

「はい。」




若干ダルそうに歩いていると。女子がウットリと見つめてくる。




何にそんなにウットリしてるんだ…?





しかもパンダっぽい奴ばかり。




人間はこんな目しか出来ないのか?







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