君の隣で ーセンセイとアタシー


「うう゛う゛…たまいてぇ~」


片手で頭を押さえつつ身体を起こした


うん?
俺ベッドで寝てる…



記憶がない俺はベッドから降りようと足を下ろすと硬いモノに当たった



「ぅっわ…っ……葵衣、か…」


葵衣はスーツの上着だけを脱いだままうつ伏せで寝ていた


もしかして送ってくれたのか?

やばいな…酒で記憶がなくなるなんて…
俺としたことが…



俺は葵衣を踏まないようにリビングに行くと



「な、にしてたんですか?」


そこには鈴村先生がいた
そして…


今、葵衣の携帯を持ってなかった?




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