君の隣で ーセンセイとアタシー


side.aoi


俺は和奏のメールを見ると、すぐにかばんを持った


「おい、もしかしてもう帰るのか?」


真壁が俺の足を止める言葉を言った


「あ、あぁ…帰るよ」

「んでだよ…別に急がないんだろ?」

「…いや…それが…」


俺はチラリと鈴村を見た

いずれは真壁には和奏のことを話さなきゃって思っていた


と言うか真壁ぐらいしか信用してないし、和奏にも味方が必要になるときがあるだろうから


でも…鈴村は…はっきり言って信用できない


鈴村に言ってしまったが最後のような気がしてならなかった




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