君の隣で ーセンセイとアタシー
それは嫌だ
俺が一緒に登校したいのは和奏だけだし
でも不味いよな…明日からもう一緒に登校出来ないかな?
たった1日でこんなに大事になってしまった
はぁ…こんなことになるなんで誤算も良いところだ
しかも生徒たちが居なくなったのはいいんだが…(仕事が捗るって意味、生徒が嫌いな訳じゃない)変わりに…
「セーンセ?」
げっ…
もう声に出して言いたいよ…
準備室の引き戸が開くとひょこっと顔を出す女
「鈴村先生…」
またかよ…
「ねぇ?先生、やっぱり藤咲さんと付き合ってたんですね?」
「はあ?」