君の隣で ーセンセイとアタシー
「った…」
壁に肩をぶつけちゃった…
「…大したことないじゃん?」
「なんでこんなヤツなんかと…」
悪意しか感じられない言葉
あたしはその言葉を受け止められなくて、あたしを囲む先輩に身体を向けて視線は下に向けた
怖い、さっきまでは『今日済ませばいいか』なんて軽く考えてた
だけど目の前にいる人たちは本気で怒ってる…怒ってるって言うのは違うのかもしれないけど
怒りに満ちているその場の雰囲気
「で?あんたさ、王子にどうやって取り入ったんだよ!」
カンッとそこにあった缶を蹴った細い足