君の隣で ーセンセイとアタシー
「真壁センセっ!頼みます手を貸して下さい!」
「え?あ…ああ、わかりました」
と持っていた資料を走って職員室に置いてすぐに戻ってくれた
こんな真壁が俺たちのことを鈴村に話した?…有り得ない
やっぱり鈴村はおかしい
誰に聞いたんだ?
「って何をすればいいんだ?」
「和奏が俺のファンクラブに連れてかれたみたいなんだ…」
「ええっ?お前ってファンクラブでもつくってたんだ?」
口調がおちゃらけていた真壁を目を細めて睨んだ
「わ、悪い…」
「いや…」