君の隣で ーセンセイとアタシー


「はい…」

「どうした?」


和奏が立ち上がると顔色の悪さが目立った


「真っ青じゃないか!」

「…だ、大丈夫ですっ…い、行きましょう…」

「無理するな…」


立ち上がっ和奏を座らせると近くのカウンターから機内に回線をつないでもらった


「如月です、藤咲が体調悪そうなのでしばらく休ませてから次の便で追います」

『えっ…じゃあ、藤咲の副担任に行かせます』

「いえ、僕で問題ないです、で僕の荷物だけSAさんに渡して置いてもらえますか?」

『あ~、わかりました、じゃあ着く時間だけ連絡して下さい』

「はい、わかりました」




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