君の隣で ーセンセイとアタシー


痛い…


ヅキヅキと胃が痛い

耐えれていたに、搭乗口までの距離が長くて途中で走れなくなってしまった


みんなの急いでいる背中を見ていたら急がなきゃと思うのに、ここ数週間まともに食事を取っていなくて、体力もなかったみたいでフラフラになりながら近くのベンチに座り込んでしまった



「……ぁ…先生」


ダメだ、やっぱり行けないかも…


そう思う度に先生の携帯の番号を押してしまう


先生…葵衣さんならこの痛みも和らげてくれそうだったから


だって…今までもあたしは葵衣さんに癒されていたから…


葵衣さんがそばにいないだけであたしはボロボロだ




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