君の隣で ーセンセイとアタシー
良いのかな…
いや…ダメだよね…
そうわかっているのに…
あたしの身体は先生に寄りかかったまま気持ちの良い鼓動を感じていた
先生の手があたしの手を包んでいてくれて、気持ちの良い鼓動とは別の激しい鼓動があたしの心臓を早めてる
「大丈夫?」
「ぅん…」
先生の口調が同棲していた時に戻っていた
だからあたしも先生の手を握り返した
「ごめんね…」
「いや…俺のせいだろ?」
「……」
あたしの手を握ってる先生の手に力が入った