君の隣で ーセンセイとアタシー


「和奏っ!?」

「ま、真美ちゃん…」



先生の部屋でどれくらい眠っていたのか、真美ちゃんの元気の良い声で起こされた


「和奏、ごめんね…あたしが気がつかないから…」

「ち、違うよ?真美ちゃんは悪くないよ、あたしが悪いんだから…」


真美ちゃんはベッドまで寄ってきてあたしの手を握った


「和奏…最近おかしいよ?何かあったんでしょ?」


真美ちゃんの手に力が入った


真美ちゃんの言う最近はきっと、先輩たちに呼び出された頃のことだと思う

今部屋にいるのはあたしと先生と真美ちゃんだけ




< 258 / 345 >

この作品をシェア

pagetop