君の隣で ーセンセイとアタシー
「和奏っ!?」
「ま、真美ちゃん…」
先生の部屋でどれくらい眠っていたのか、真美ちゃんの元気の良い声で起こされた
「和奏、ごめんね…あたしが気がつかないから…」
「ち、違うよ?真美ちゃんは悪くないよ、あたしが悪いんだから…」
真美ちゃんはベッドまで寄ってきてあたしの手を握った
「和奏…最近おかしいよ?何かあったんでしょ?」
真美ちゃんの手に力が入った
真美ちゃんの言う最近はきっと、先輩たちに呼び出された頃のことだと思う
今部屋にいるのはあたしと先生と真美ちゃんだけ