君の隣で ーセンセイとアタシー


「気にしない♪気にしない♪」



気にするよぉ~


真美ちゃんは満足したようににこにこと満面の笑みを浮かべたまま、あたしの手を引っ張って夕食会場に向かった


見学旅行の1日目の夕食はビッフェ

平日だけあってか夕食を楽しむお客さんの数は少ない

でも総勢100人近くのあたしたちの団体が入ってくると、スタッフさんも慌てて料理の補充を急いでいた


「じゃぁ、夕食時間は1時間だ、きちんと時間内に終わらせるように」



学年主任の川藤先生の言葉を皮きりに、男子から一斉にトレーとお皿を並べて料理のお皿に向かっていった


もちろんあたしも




< 268 / 345 >

この作品をシェア

pagetop