君の隣で ーセンセイとアタシー
『そう…ですか』
志乃さんはいつもの表情で答えてくれた
でも今思えば、納得はしていない表情だった
「和奏」
「う、うん?」
「なにぼーっとして」
「うぅん、美味しかったね」
「えっ?、あ、うん」
真美ちゃんと夕食会場から部屋に帰る途中売店に寄った
「飲み物買っとく?」
「う~ん、明日もここだからね。お茶くらい買おうか?」
大きなホテルだけに売店の結構大きな広さ
もちろん置いている商品の数も多い
「でさ、お菓子も買おうよ」
「うん」