君の隣で ーセンセイとアタシー


『そう…ですか』


志乃さんはいつもの表情で答えてくれた


でも今思えば、納得はしていない表情だった


「和奏」

「う、うん?」

「なにぼーっとして」

「うぅん、美味しかったね」

「えっ?、あ、うん」


真美ちゃんと夕食会場から部屋に帰る途中売店に寄った


「飲み物買っとく?」

「う~ん、明日もここだからね。お茶くらい買おうか?」


大きなホテルだけに売店の結構大きな広さ

もちろん置いている商品の数も多い


「でさ、お菓子も買おうよ」

「うん」




< 276 / 345 >

この作品をシェア

pagetop