君の隣で ーセンセイとアタシー
和奏の入院を知って早く行きたかったけど…病院もわからなくて、俺はなにも出来ないままお昼休み和奏のお弁当をつついていた
~♪
携帯がなったけどディスプレイを見て緊張した
「は、はい、如月です…」
『葵衣くん、和奏が入院した』
「は、はい、スイマセン」
『葵衣くんが謝るってことは原因は自分にあると?』
和真おじさんの柔らかくも威厳のある声が俺をつく
「俺が一緒に乗らなかったから…」
『和奏は自分が悪いと言っていたらしいよ、君にはなにも責任はないから、真由美に責めないでって、だから葵衣くん早めに和奏のところに行ってやってね。じゃ』
和真おじさんは俺を責めることなく電話を切った
自分が悪いって…和奏…俺が悪いのに…