君の隣で ーセンセイとアタシー
side.aoi
「それでも、いい。俺が選んだのは和奏だから」
そう誰が選んだのか、俺だ
だから後悔なんか、破棄なんか、しない
俺の言葉に和奏はぽっと顔を赤く染めた
「ず、ズルいよ…」
「ん?」
和奏は顔を伏せて、ぎゅうぅと掛け布団を握った
「…あたし…で良いの?…待ってくれるの?」
「あぁ、言ったろ?俺は和奏がいいんだ」
「…先生のバカ…」
「おぃ、俺が選んでヤってんだからバカとはなんだ」
「し、知らないっ!」
良かった、正直今日はこんな風に話せるとは思ってなかったから
和奏が顔を赤く染めながら笑ってくれるとほっとして、抱きしめたくなる
でも…待つよ
ずっと…