君の隣で ーセンセイとアタシー
朝ご飯を済ませると、あたしも先生も支度をはじめた
さすがに、同じマンションから一緒に出るのはまずいと思い駅で、待ち合わせの形で先生が先にでた
「はぁ…」
片付けの終わったキッチンでため息
まさか先生と一緒の電車に乗ることになるなんて…
昨日受けたカウンセリングでは、やっぱりあの時のことをフラッシュバックしたみたい
だから未だに先生に近づかれると身体が先に反応してしまう
そんなあたしに先生は呆れることなく、優しい声で「大丈夫だよ」と言ってくれる