君の隣で ーセンセイとアタシー
「そう?じゃあ、今日駅で一緒だったのは偶然?」
「そぅっ、そうです!偶然ですっ」
「じゃぁ?」
あたしの答えを聞くと満足そうな笑顔であたしに近づいてくる鈴村先生
「じゃぁ?って…?」
「如月先生を狙っても」
狙う?
「鈴村先生は…如月先生が好きなんですか?」
「ふふっ、ここに着任してから一目惚れしちゃったの、他の先生には内緒ね?」
人指し指を口元に当てて人懐っこい笑顔で言ってくる
「そ、それは…はい…」
「ふふっありがとう、それとさっきはごめんなさいね?あなたを疑ったりして」
「い、いえ…」
「でも、よく考えれば…」