君の隣で ーセンセイとアタシー


まぁ、いいか、今日からずっと一緒に通えるし

たかだか1日くらい鈴村に邪魔されてもいいか


なんて考えてた


「はい、では今日はここまで日直」


「起立、礼」



授業が終わると俺は職員室ではなく、視聴覚準備室に戻った



コンコンッ


「はい」


「先生?さっきの質問良いですか?」
「あ、あたしもあるんです!」



俺が戻るのを待っていたかのように、何人かの生徒が教科書を持って入ってくる


よく見れば俺の担当の英語以外の教科書を持ってる生徒もいる

まぁ、つまりは俺に会いたい奴ばかり




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