君の隣で ーセンセイとアタシー


和奏以外はどうでも…いや、ただの生徒にしか感じられない


なんでだろう、ただの生徒だった和奏が「婚約者」になって、おまけ一緒に暮らしてる


和奏が俺のためにお弁当をつくったり、朝夜一緒に食事をとったりするだけでも心が和む


俺、もしかして和奏のこと好きになってる?


いや、すでに好きになってのかも、俺に興味のない本ばかりを読んでいた和奏に



こうして休みの時間も訪ねてはくれないけど、さっきお弁当を届けてくれた和奏


『明日は忘れないで下さいよ』



はにかんだ和奏を抱きしめたくなった、けど、和奏は退院してまだ経たない


だから…待つって決めたんだ




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