君の隣で ーセンセイとアタシー


生徒を追い払った後、俺らしくドカリとイスに座った


6限目は俺は担当学年はなし

だから今のうちに書類の整理をしなきゃ…



「如月先生」


ノックもなく俺の住処に足を踏み入れてくる


「鈴村先生…」



また面倒くさいのがきた


はぁ…


ため息を吐き出せずに心の中で消化させる



「…私に何か用ですか?鈴村先生」


「えぇっ?そんなに邪険にしなくても良いんじゃないです?あたしたち同僚じゃないですか?」


「だから?」


「朝も言いましたけど、一緒に食事しません?今日とか」


「…しつこい人は得手じゃないので」




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