おそろいのキーホルダー




美雪さんは少し安心したように



「そう」



と、一言溢すとアキを見ていっていた。



「じゃあ、今まで通りね」


そのあと、美雪さんたちは颯爽と帰っていった。



今まで通りね、そう言った美雪さんにアキは頷くわけでも否定するわけでもなくそっぽを向いていた。



そんなアキがいつもより、小さく弱く見えてあたしは何も言えず隣に腰下ろした。



アキも何も言わずに隣に座っている。



< 28 / 62 >

この作品をシェア

pagetop