I need you.

あたしはもう、こうするしかないんだ。
あたしは、いけない事をした。
これがけじめなんだ、きっと。

‥って、まるであたしが不倫してるみたいじゃん(笑)
バッカみたい。

正直、別れたくない。
だって、夏貴の事好きだから。

「ねぇ、ダメなの？」

猫に話かけるあたし。
返事なんて来るはずないのに。
なんだか、すごく冷たい目で見られている気がした。

やっぱり、ダメなんだね。

あたしは、ブレザーのポケットからケータイを出した。