巫女が捧げるモノ



「じゃあな。また来る」



そう告げた彼は、体を少し屈ませると顔を近づけ…



「……っ///!?」


「…うまっ」



私の頬を舐めた。

彼の発した言葉の意味なんて意味不明だけど、それ以上に心臓がバクバクして大変だった。


何故舐めた?

意味分かんない!!


舐められた感触が消えない右頬を手で抑えると、顔が熱で熱いことに気づく。



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