巫女が捧げるモノ
「そ…なんですか」
「…ああ」
しばらく沈黙。
気まずい。
何か喋ることないかな…
「…あ、の…リアスさんは、…」
「…“さん”いらねぇ。リアスでいい」
「リアスは、えと、綺麗な黒髪してますね」
「……お前も黒だろ?」
リアスは目を少し細めながら私を見つめる。
「お前………巫女か?」
私の髪を一房優雅に取りながら言うもんだから。
意識がリアスの手にいってたもんだから。
リアスが何て言ったのか聞き取れなくて…