君にゾッコン注意報


「でも、ホラ。」

『……??』



美々はそんなこと言いながら、黒板の方を指さした。


あたしはさされた方向の、視線をたどる。


そこには、こっちをジッと見つめてる先生がいた。



しかも、パチって目が合ったし。


おまけにウインクされたし。



「……ね??」

『……。』



あたしは黙ることしかできなかった。



ごめんなさい、美々


あなたの言う通り、あの時間帯は確信犯だったみたいです。



< 115 / 313 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop