君にゾッコン注意報
「でも、ホラ。」
『……??』
美々はそんなこと言いながら、黒板の方を指さした。
あたしはさされた方向の、視線をたどる。
そこには、こっちをジッと見つめてる先生がいた。
しかも、パチって目が合ったし。
おまけにウインクされたし。
「……ね??」
『……。』
あたしは黙ることしかできなかった。
ごめんなさい、美々
あなたの言う通り、あの時間帯は確信犯だったみたいです。
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