君にゾッコン注意報


どうしようっかな。


あたしは困ったように、自分の髪を片手で掻いた。



今、変に動いても、きっとあそこにいる2人にバレてしまう。


これはあたしの予想だけど…

多分、かなり近くにいると思うし。



それに…

だんだん音だけじゃ足りなくなって、実際に見たくなるってのが人間の本能で。


理性が抑えられなくなったあたしは、ついつい顔を覗かしてしまった。




そして、あたしは見てしまったんだ。


告白されてるのは、

先生、だった。





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