君にゾッコン注意報


『先生。もうちょっと危機感もった方がいいと思いますよ??』

「そお??」



なんて言いながら、髪を掻く先生。


そんな危機感のない姿に、思わずため息をつきたくなる。



…結局は、こうなっちゃうのよね。


最初はよくても、最後にはまともじゃなくなってしまう。


…まぁ、よくよく考えれば、先生の性格上、まともな面談なんてできるわけないんだけど。


ちょっとは期待したあたしが、馬鹿だったのかもしれない。



< 142 / 313 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop