君にゾッコン注意報
あたしは先生を抱きしめる腕を、ぎゅっと強めた。
愛しい。
愛しい。
離したくない。
「初めてみた時から、釘付けだった。」
『……。』
「他の女子生徒と違って、俺に媚びたりせず…
真っ直ぐと一生懸命に生きてる姿に惹かれたんだ。」
あたしは無言で頷く。
先生があたしのために一生懸命になってくれてる、
それが嬉しかった。
「男嫌いって聞いた時…、
俺が支えてやりたいって思った。
俺が直してやりたいと思ったんだ。」