君にゾッコン注意報
だって皆、俺のことを『教師』として見てない。
『異性』としてみてくる。
悩みがあると言われ、心配して放課後時間をあけたら、告白だったり。
俺と会ったら、奇声をあげたり。
「彼女いますか??」なんていう質問攻め。
正直、うんざりだった。
――美緒と初めてあった日。
美緒が二年生になったときのHR。
案の定、俺は女子生徒から、先程と同じような内容の質問攻めにあった。
そんななか、1人。
興味をなさそうに本を読んでいたのが
美緒だった。