君にゾッコン注意報
まじまじとさっき先生が触れたところを触ってみる。
先生の手のひらの感触。
まだ、ほんのり温かい。
…ような気がする。
『あーもう!!』
あたしはその場にへなへなと座りこんだ。
足に力が入らない。
あたし、自分が思っている以上に緊張していたのかな…??
――「男嫌いなんて俺が直してやるよ。」
何言ってるの。
そんなことできるわけないじゃん。
だってあたし、筋金入りの男嫌いだよ??