君にゾッコン注意報


「…どうした??こんな所に座りこんで。」



先生は、あたしに目線を合わせるように座り込むと、ニコッとあたしに微笑みかけた。


その笑顔は、なぜか違和感を感じる。



…いつもの先生じゃない。


だって、その先生の笑顔は、

今まであたしに向けられた、特別な人に向ける笑顔じゃなくて。


普通に生徒を相手するような、

そんな笑顔だった。



…どうしよう。


ちょっと、告白する自信、なくなってきたかも…。



< 180 / 313 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop