君にゾッコン注意報
Lesson★06
side美緒
「…大丈夫??」
いつも通りの昼休み。
美々が心配するように、あたしの顔を下から覗きこむ。
そんな美々に、あたしは力ない笑いを見せた。
あれから、あたしはほぼ抜け殻に近い状態。
毎日を、なんとなーくフワフワと生きていた。
先生を軽く依存してたあたしは、先生がいない生活は慣れなくて。
たまに、
数学教師室に行きたくなる。
ふざけた冗談が聞きたくなる。