君にゾッコン注意報
やばい…、嬉しすぎる。
口では『恥ずかしい』とかツンツンしてるけど、
多分あたし、その言葉に似合わない顔でニヤニヤしてる。
でもさ…、仕方ないじゃん!
こんなに全力で言われたら、
いくら恥ずかしくても。
いくら常識はずれでも。
女の子だったら、キュンとしちゃうはず。
それに先生がまだ、あたしのことを好きでいてくれた。
それが確認できたことが、また嬉しいの。
「なぁ。美緒」
ニヤニヤしてるあたしに、また先生が話しかける。