君にゾッコン注意報
モヤモヤ気分
「えぇー!!」
昼休み。
学校の食堂で白い雄叫びをあげてるのは、我が親友美々。
おかげさまで一気に注目を浴びてしまったあたしは、美々の代わりに『すいません』と周りに謝った。
「…で、健クンが会いに来たって…、
どういうことよ!?」
一応、さっきので反省したのか。
声を潜めて喋る美々。
そんな美々に、あたしは思わず苦笑いした。
『どういうことって…。
あたしもわかんないよ。』
だって、健クンが来るなんて、あたしも予想外。
それに…、あたしのこと忘れてると思ってたしね。