君にゾッコン注意報
なんか、喫茶店にいる人がこっちチラチラみてるし…。
正直、注目を浴びるのは苦手。
しかも、健クンとあたし、釣り合ってないし。
なんか、早くも帰りたくなってきた…。
「…で、話しってなに??」
運ばれてきたコーヒーを、ウエイトレスさんから笑顔で受け取ると、
早速本題へと持ち出す健クン。
その瞳は、強くて逸らすことができなかった。
『…えぇっと。』
頑張れ!あたし!
そう言って、自分自身でエールを送ってみるけど、
なかなか本題へと切り出せない。